株式会社一光 大阪市天王寺区玉造元町16-9
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CTPとフィルム刷版について

CTPの特長や製造工程、フィルム刷版との違いを説明しています。一般的に印刷業界では、「CTP」はデジタル出力で製造する印刷版を指し、「刷版」は製版フィルムからアルミ板へ転写(焼き付け)するアナログ的な工程を経た印刷版を指します。

CTPとフィルム刷版

■ CTPとは( Computer To Plate )

オフセット印刷用の原版(刷版:サッパン)を製造する行程で、製版フィルムを使わずに直接データから版へ書き込み出力する方式です。

■ フィルム刷版・アナログ刷版とは

刷版とは主にオフセット印刷機に使用する印刷の原版の事を指します。CTPも分類すると刷版ですが通常「刷版」を表すのは製版フィルムから焼き付けたアナログ刷版の事を指します。

■ CTPの特長

中間材料の「製版フィルム」が不要になった分、低コスト・短納期です。
また、製版フィルムを介さないため小さなゴミやホコリによるピンホールが無い事です。

■ CTPの弱点

CTPの版だけ見ても検版がやりにくいのがネックですが、解決策として一光ではCTP出力機の演算データを大判インクジェット機で出力し検版確認作業を行なっています。

■ CTPのドットゲイン(浸食作用)

絵柄の太りや細りとなる浸食作用(ドットゲイン)が忠実に表現できフィルム刷版より高品質です。またドットゲインは従来のフィルム刷版に合わせて調整しております。ドットケインの調整なしでは、白地にインク汚れが発生したり、シャドウ部(濃い部分)に締まりがなくコントラストの低いはっきりしない仕上がりになります。逆にドットゲインがかかりすぎると明るい部分が飛び気味になり暗い部分がつぶれたコントラストが効きすぎた不自然な刷り上がりになります。

CTPの製造工程

1. パソコン(Mac)で出力用データをCTP出力機へ送ります。

出力機との間にデータ解析機(RIP)が画像をCMYK4色分解し、文字フォントを認識し、版面設計ソフト(PLATE-PLANNER)で丁数や出力サイズを指定します。

2. 印刷用原版の加工前のCTPアルミプレート

アルミ表面に写真用フィルムと同じ様な感光材が塗布してあり、アルミ材の厚みやサイズは印刷機により異なるので様々な大きさ厚さを用意しています。

3. CTP出力機本体

CTPアルミプレートを出力機にセットし、露光を開始します。

4. 露光のイメージ

CTPアルミプレートに塗布された感光材へレーザー光線で印刷の絵柄を露光して行きます。印刷用インキは4色CMYKなのでそれぞれ4版に分けて露光します。

5. 現像

露光されたCTPアルミプレートを専用の現像機で処理します。

6. 刷版の完成

左のイラストは1枚ですが、実際にはCMYK(青・赤・黄・黒)の4版が1セットで完成です。この後、原稿・作業指示書と照らし合わせる検版作業を行い発送の準備をします。

7. 運送会社に配達依頼

発送前の梱包状態です。
宅急便ではなく大型の荷物を扱う路線便でお送りいたします。関東方面や九州方面は翌日に到着します。

製造工程の比較

CTPが普及する以前(西暦2000年頃)は、データから直接刷版へ露光することが出来ずデータをひとまず感光材を塗布したフィルムに露光していました。フィルムカメラに使用する暗室型フィルムと同じ様な物で印刷物の原寸サイズのフィルムが必要でかつ、4色分(4枚)製造するという行程を経て、それを再びアルミプレートへ露光する時間とコストのかかる作業でした。この中間材料であるフィルムのことを印刷業会では「製版フィルム」と呼び現在も少なからず需要がありますが、近い将来なくなる傾向にあります。

■ 製版フィルムを使用する場合




■ CTPを使用する場合




■ 従来の製版フィルムに関連する機械と製版フィルム

製版フィルム出力機

製版フィルム

刷版露光機

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